2023年2月14日
【横浜みなとみらいホール】みなとみらいクラシック・マチネ ~名手と楽しむヨコハマの午後~ ウェールズ弦楽四重奏団 | |
緻密な“響き”で魅せる音楽美 | |
作品と真摯に向き合い丁寧な音楽づくりを大切にする≪ウェールズ弦楽四重奏団≫。 2008年ミュンヘン国際音楽コンクール第3位入賞を果たし、 ヨーロッパで活動の場を広げてきた。 日本に拠点を移してからも、 新進気鋭のカルテットとして活躍が目覚ましい。 カルテット名は「真実」「本物」を意味するラテン語の“Verus(ウェールズ)”と名付けられ、 緻密に作り上げる“響き”は彼らの特徴であり、 魅力である。 【第1部12:10】では、 弦楽四重奏をジャンルとして確立したハイドンと、 ハイドンの影響を大きく受けたモーツァルト。 この二人の関連性と、 ハイドンの第41番とモーツァルトの第15番に関する共通性に着目しての選曲。 【第2部14:30】では、 無調の世界を凝縮して描いたウェーベルンと、 音の厚みと抒情的な美しいメロディーが特徴のブラームスの作品。 ウィーンにゆかりのある作曲家で構成され、 1日を通して聴くと、 弦楽四重奏曲の様々な表情が見て取れる。 中でもウェーベルンは、 彼らがとても気に入っているレパートリーの一つで、 スパイスとなる一曲。 彼らの紡ぐ音楽をぜひ感じてほしい。 | |
![]() (C)Satoshi Oono
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