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アヌシー国際アニメーション映画祭 日本アニメーション特集 発表記者会見 のご報告

アヌシー国際アニメーション映画祭 日本アニメーション特集 発表記者会見 のご報告
手塚治虫も震えたアニメーションの最高峰 アヌシー国際アニメーション映画祭にて、20年ぶりに日本が名誉国に再選出!その全貌が日本初解禁!
アニメーション映画祭として、 世界最大級にして世界最高の権威を誇るアヌシー国際アニメーション映画祭が今年もフランス・アヌシー市にて開催されます(会期:6/10(月)~6/15(土))。 かつては宮崎駿監督や高畑勲監督が最高賞を受賞、 近年では湯浅政明監督が『夜明け告げるルーのうた』(2017)にてグランプリ、 片渕須直監督が『この世界の片隅に』(2017)にて審査員賞を受賞するなど日本でも大きな話題となりました。 世界で最も歴史あるアニメーション映画祭でありながら、 年々盛り上がりを増す本映画祭。 毎年1ヶ国に焦点を当て、 その国のアニメーション文化を紹介する「名誉国」に20年ぶりに日本が選ばれました。 映画祭の開催に先駆け、 本企画概要の発表記者会見を実施致しましたので、 下記の通りご報告申し上げます。


アヌシー国際アニメーション映画祭2019にて20年ぶりに日本が名誉国に選ばれ、 日本アニメーション特集が企画されました。 日本が選んだテーマは「NEW MOTION –the Next of Japanese Animation-」。 総合ディレクターである岡本美津子氏が登壇し、 その全貌が日本初解禁された。 会場にはフェスティバル公式短編部門審査員に選出された山村浩二氏も駆けつけ本映画祭へ向けた想いを語り、 AR三兄弟・長男の川田十夢氏が、 新海誠監督との取り組みについて語った。


岡本:手塚治虫先生のエッセイで、 これはアヌシー映画祭のメイン会場であるボンリューの絵です。 今から約35年以上前、 先生もアヌシーのフェスティバルを訪れられて、 その様子が文中に面白おかしく書かれています。 そして、 アヌシーは「この世の天国だ」とあります。  
それから35年以上の時が経った今年、 世界最高峰のアヌシー国際アニメーション映画祭2019に名誉国として日本が選ばれた機会を、 私は日本のアニメーションの次の時代を考える機会としたいと考え、 「NEXT MOTION」というテーマを設けました。
我々は、 まず「人」に焦点を当て日本のアニメーションの次世代を担う若いクリエーターたちを世界に紹介したいと考えています。 具体的には、 アニメーションのプロフェッショナルたちが推薦した日本の次世代を担うクリエーター26人を「クリエーターズ・ファイル」として紹介、 また映画祭公式プログラムでもその一部が公式上映されます。
 また、 VRやAR、 ゲーム、 ライブイベントなどアニメーションの拡張した発展や、 新しい楽しみ方なども提示します。 それと共に、 日本で取り組まれている次世代のアニメーターを育成する取り組みなど、 「もの」だけでなく「こと」も伝えたいと思っています。
 最後にもう一つ。 グローバル時代の今日、 このフェスティバルを通じて、 日本と世界の若者たちがネットワークを築くことこれが次のMOTIONになるのではないかと考えています。


山村:『頭山』の2003年のグランプリ受賞して、 たくさん取材をうけると思い日本に帰国しましたが、 二週間たってもどこのマスコミからも連絡がこなくて・・・当時アヌシー映画祭は日本国内では一切知られていませんでした。 前の年に同じ作品がアカデミー賞にノミネートされた時は、 その瞬間から取材の電話が鳴りっぱなしだったのに・・・。 今回このようにたくさんの方が(この場に)集まっていただいて、 日本の特集を盛り上げてくださることは、 アニメーションの文化のすそ野が広がってきたことを感慨深く思います。 アニメーションは村のような小さなコミュニティから発展して、 今や街、 そして都市のような形で様々な人たちが、 アニメーションに関わる広がりをみせています。 その中で文化交流という意味で、 このような映画祭は非常に大きな意味を持っていると思います。 ネット社会が広がって繋がっているように見えて、 ネット社会の小さなコミュニティに閉じている。 実際の人と人、 スクリーンの上でフィルムを楽しむ映画祭に、 日本として参加することで、 つながりが広がることを期待しています。


川田:公私ともに長男でやらせていただいています。 最近、 自己紹介の時は、 通りすがりの天才と名乗っています(笑)新海誠という日本を代表するアニメーション作家とコラボレーションをしています。 スクリーンの映画も面白いのですが、 平面的でない見せ方、 本家のアニメーションとは別の見せ方をできないかを考えています。 新海誠は日本の四季や植物をコンテにして拡張して作品にしている。 そのコンテとなるものをデジタル標本にして、 それを読み取り、 球体のスクリーンにその作品が再現されるという仕組みを準備しています。 (スクリーンのイラストを見せながら)このガラス的なものに、 データをいれまして、 『言の葉の庭』の藤棚をここに封じ込めると、 該当のシーンがそこに再現される仕組みを作っています。

現在準備している企画概要の発表が行われ、 6月の開催が期待される報告となった。

【開催概要】
映画祭名称:アヌシー国際アニメーション映画祭2019 および併設見本市MIFA
会期: フェスティバル:6月10日(月)~6月15日(土) MIFA:6月11日(火)~6月14日(金)
場所:フランス アヌシー市

【アヌシー国際アニメーション映画祭とは】

 


1965年に「カンヌ国際映画祭」からアニメーション部門を独立させる形で創設。 毎年6月にフランスの都市アヌシーで開催する、 世界最大規模のアニメーション映画祭。 ASIFA(International Animated Film Association/国際アニメーション映画協会)公認。 1999年に初代名誉国として日本が選ばれる。

【MIFAとは】
世界最大のアニメーション国際見本市。 「アヌシー国際アニメーション映画祭」に併設して開催。 アニメーションビジネスの関係者が参加し、 作品の共同開発や資金調達、 配給権の売買、 ネットワーキングや情報交換などが行われる。

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