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展覧会公式図録『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』

展覧会公式図録『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』
ブルーシープより4月新刊のおしらせ
知られざるフィンランドを代表するセラミック・アーティスト、 ルート・ブリュック。 日本初となる回顧展「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」(4月27日から東京ステーションギャラリーで開幕。 全国巡回あり)に合わせ、 展覧会会場、 全国書店、 Amazonなどで発売します。

 

フィンランドを代表するセラミック・アーティスト、 ルート・ブリュック日本初の大規模展「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」が、 4月27日に東京ステーションギャラリーで開幕し、 2年間で5会場の巡回が始まります。 昨年12月、 展覧会に先駆けて刊行した日本初のビジュアルブック『はじめまして、 ルート・ブリュック』に続き、 作家の生涯、 作品の図版、 論考を網羅した決定版の展覧会図録を出版します。

ルート・ブリュックは、 1940年代初頭から名窯アラビア製陶所・美術部門の専属アーティストとして活動を始め、 版画の技法を応用して独自の釉薬や型の技術を確立しました。 1951年にはミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞するなど、 国際的にも頭角を現します。 1960年代に入ると、 初期の具象的な陶板から無数のタイルピースを組み合わせた、 抽象的で立体的な作品へスタイルが移行。 晩年にかけて、 ヘルシンキ市庁舎やフィンランド銀行、 大統領邸宅など、 観る者が思わず立ち尽くすような、 迫力のある
大型のモザイク壁画を制作しました。

本展は、 日本で初めてルート・ブリュックその人と代表作を紹介します。 1940年代から80年代にかけての約200点の作品を通じ、 愛らしい描写、 重厚かつエレガントな釉薬の輝き、 独自の自然観が生み出す繊細な図や形に触れることができます。
 



既刊本(2018年12月刊行)
『はじめまして、 ルート・ブリュック』
定価:2,000円(本体)発行:ブルーシープ  
208ページ、 A5判、 コデックス装
ブックデザイン:前田景
ISBN:978-4-908356-05-6


 

ルート・ブリュックの芸術のすべてを収めた決定版

●約50年におよぶキャリアの代表作を網羅

・最初期の絵付け(1940年代)、 「蝶」「鳥」「母子」「建物」のシリーズ(1950年代)、 そしてタイルを組み合わせた抽象的なモザイク(1960~80年代)まで、 約180点のセラミック作品を中心に、 日本巡回展の内容を完全収録。

・釉薬の見本、 石膏型、 テキスタイルなど、 初公開の貴重な資料も紹介。
・晩年の大作「流氷」など、 現地の公共建築に常設されている大型レリーフの重要な作品も大きな写真で掲載します。

 

●作品ひとつひとつを丁寧に紹介

・全300ページを贅沢に使い、 ブリュックの作品を制作年代順やモチーフごとにグルーピングし、 一点一点大切に紹介。 ゆるやかに変化していく作風の足跡をたどります。

・膨大なコレクションを寄託され、 ブリュック研究を進めるエスポー近代美術館によるテキストで、

制作背景や技法についても踏み込んで解説します。
・ブリュックのバイオグラフィに加え、 美術史や
陶芸技法から見た作品の味わい方を各専門家が寄稿し、 より奥行きのあるブリュックの世界へとガイド
します。

●高級感ある装丁と秘蔵のポートレート、
 宝物のような一冊
・A4サイズの大ぶりな判型で、 釉薬や図柄のニュア

ンスまでしっかり伝わり、 展覧会の鑑賞体験そのものを一冊に閉じ込めたイメージです。
・本図録のためだけに特注の色で染めた布で装丁。 箔押しと小さなポートレートが大切な書物に封をするように添えられます。
・別丁のグラビアページには、 ブリュックの制作風景や、 家族が撮った秘蔵のポートレートを掲載。
いつまでも大切に持っていただきたい一冊です。

 

 

 

ルート・ブリュックの芸術のすべてを収めた決定版

●目次
・ポートレイト
・「蝶の軌跡 ルート・ブリュックの作品と人生」(ヘンナ・パウヌ)
・「『あわい』への眼差し ルート・ブリュック創造の軌跡」
   (山口敦子 岐阜県現代陶芸美術館)
・「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」出品作品図版と解説
I    夢と記憶
II   色彩の魔術
III  空間へ
IV  偉業をなすのも小さな一歩から
V   光のハーモニー
・「陶器が輝くわけ 後期ルート・ブリュックの作品について」
   (成相肇 東京ステーションギャラリー)
・作品リスト
・年譜
 

 


ルート・ブリュック Rut Bryk  1916-1999

アラビア製陶所・美術部門のアーティストとして、 セラミックを中心に、 テキスタイル、 パブリックアートなどを制作。 1951年のミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞し、 世界的に活躍。 ロマンチックで具象的な前期から、 抽象的で力強い表現の後期へと移行する作風の変遷が見どころ。 夫は世界的デザイナーのタピオ・ヴィルカラ。 世界各国を旅し、 イタリアやアメリカの都市、 夏に滞在したラップランドなど、 その場所の風景や自然に着想を得た。

 



●巡回展「ルート・ブリュック 蝶の軌跡」
2019年4月27日~6月16日   東京ステーションギャラリー
2019年9月7日~10月20日   伊丹市立美術館・伊丹市立工芸センター
2020年4月25日~7月5日   岐阜県現代陶芸美術館
2020年7月18日~9月6日   久留米市立美術館
ほか

●書籍情報
2019年4月27日発行
 ~ 展覧会会場、 全国書店、 Amazonなどで発売
『ルート・ブリュック 蝶の軌跡』
定価:3,000円(本体)
発行:ブルーシープ  
300ページ、 A4判、 布貼り上製 
ブックデザイン:白い立体
ISBN:978-4-908356-07-0 

http://bluesheep.jp/
https://www.instagram.com/bluesheep_info/











 

 

 

 


 

プレスリリース素材ダウンロード

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