2023年2月14日
『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』安田峰俊 著、第50回「大宅壮一ノンフィクション賞」ノミネート! | |
2019年4月24日(水)、 第50回「大宅壮一ノンフィクション賞」(主催:公益財団法人日本文学振興会)の候補作が発表され、 株式会社KADOKAWAより2018年5月に発売しました安田峰俊著『八九六四 「天安門事件」は再び起きるか』もノミネートされました。 なお、 本書は2018年10月31日(水)、 第5回「城山三郎賞」(主催:公益財団法人角川文化振興財団)を受賞、 天安門事件から30年目となる本年(2019)、 さらに注目を集めている作品です。
![]() 現代中国最大のタブー、 天安門事件に迫った大型ルポ!! 中国、 香港、 台湾、 そして日本。 60人以上を取材。 この取材は、 今後もう出来ない――。 台湾の民主化、 東西ドイツの統一、 ソ連崩壊の一つの要因ともされた天安門事件。 毎年、 六月四日前後の中国では治安警備が従来以上に強化され、 スマホ決済の送金ですら「六四」「八九六四」元の金額指定が不可能になるほどだ。 あの時、 中国全土で数百万人の若者が民主化の声をあげていた。 世界史に刻まれた運動に携わっていた者、 傍観していた者、 そして生まれてもいなかった現代の若者は、 いま「八九六四」をどう見るのか? 中国、 香港、 台湾、 そして日本を巡り、 地べたの労働者に社会の成功者、 民主化運動の亡命者に当時のリーダーなど、 60人以上を取材した大型ルポ。 語り継ぐことを許されない歴史は忘れさられる。 これは、 天安門の最後の記録といえるだろう。 ●“現代中国”で民主化に目覚めた者たち ●タイに亡命し、 逼塞する民主化活動家 ●香港の本土(独立)派、 民主派、 親中派リーダー ●未だ諦めぬ、 当時の有名リーダー ●社会の成功者として“現実”を選んだ者、 未だ地べたから“希望”を描く者 etc. 語ってはならない事件を、 彼らは語った!! 【著者プロフィール】 安田峰俊(やすだ・みねとし) 1982年滋賀県生まれ。 ルポライター。 立命館大学人文科学研究所客員研究員。 立命館大学文学部(東洋史学専攻)卒業後、 広島大学大学院文学研究科修士課程修了。 大学在学中、 中国広東省の深圳大学に交換留学。 一般企業勤務を経た後、 運営していたブログを見出されて著述業に。 現代社会に鋭く切り込む論を、 中国やアジア圏を題材に展開している。 著書に『和僑』『境界の民』(KADOKAWA)、 『知中論』(星海社新書)、 編訳書に『「暗黒・中国」からの脱出』(顔伯鈞、 文春新書)など。 ※著者Twitterアカウント:@YSD0118 【書誌情報】 書名:八九六四 「天安門事件」は再び起きるか 著者名:安田峰俊 発売:2018年5月18日(金) 電子書籍も配信中 定価:本体1,700円+税 体裁:四六判/上製 頁数:304頁 発行:株式会社KADOKAWA ★作品情報ページ https://www.kadokawa.co.jp/product/321712000260/ ★文芸情報サイト「カドブン」にて【試し読み】 https://kadobun.jp/readings/250/ca077040 | |
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