2023年2月14日
企画展「地域の編集──ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」開催のおしらせ | |
ローカルメディアが集合! 各地の新聞社の先端的な取り組みも | |
全国各地のローカルメディア、 さらに各地の新聞社の新しい取り組みを横浜にあるニュースパーク(日本新聞博物館)で一挙公開 | |
このデジタル時代に、 各地で洗練された紙メディア(ローカルメディア)をつくり、 人と地域のつながりを生み出している人たちが増えています。 新聞社の活動にも、 まちづくりに乗り出したり、 地域の住民とともに防災プロジェクトに取り組んだりと、 新しい展開がみられます。この秋、 そんなローカルメディアや各地の新聞を、 横浜にあるニュースパーク(日本新聞博物館)で一挙公開します。
各地で企業や自治体、 個人が発行するローカルメディアの魅力は、 洗練されたデザインだけではありません。 地域の人と人をつないだり、 観光客や移住者など外から人を呼び込む様々な “工夫”がたくさん仕掛けられています。 例えば、 「流通」の仕方を工夫する。 あるいは、 会員制(サブスクリプション)を導入してマネタイズする。 または、 読者からの投書・投稿をコンテンツの主軸にしてしまう。 そんな、 これまでのメディアのあり方から飛び出したような様々な工夫が施されているのが、 ローカルメディアの面白さです。 一方で、 新聞も、 地域の課題解決に参画に取り組んだり、 投稿を通じて読者とつながったりするなど、 新しい取り組みが生まれています。 戸別配達を通じてまちを見守るなど、 新聞販売所の活動も進んでいます。 本展では、 そんなローカルメディアが織りなす、 読者との新しい“コミュニケーションの仕掛け”にフォーカスを当て、 テーマごと7つのエリアと横浜にちなんだ特設エリアを設けます。 全国でユニークな取り組みをしている新聞も紹介します。 来場者の方には、 実際にローカルメディアを手にとって、 ゆっくり読んでいただくことができます。
1 新しい視点の流通 そこに行かないと買えない本を作る。 「本と温泉」をはじめとした、 これまでにない流通の仕組みでまちの魅力を引き出しているローカルメディアを紹介します。 2 サブスクリプション(会員制) 「会員制」により、 生産者と消費者のコミュニティーが組織され、 一次産業の振興に役立った「食べる通信」。 発想を転換し、 持続可能なサイクルを生み出しているローカルメディアを紹介します。 3 投書・投稿でつながる 書く人と読む人がつながり、 さらに書く人を介して読む人同士がつながる。 双方向の機能を生かしたローカルメディアや話題になった新聞の投書・投稿事例などを紹介します。 4 まちづくりするメディア 自らまちづくり会社を立ち上げた福井新聞をはじめ、 ローカルメディアや新聞社が当事者としてまちおこし、 まちづくりに関わった事例を紹介します。 5 地域の課題解決 防災、 超高齢社会、 多文化共生…地域が抱える様々な課題を掘り下げて取材し、 課題解決の方法を模索する。 そんなローカルメディアや新聞の地道な取り組みを紹介します。 6 アーカイブ性を生かす 日々の取材が地域の記録につながる。 「谷根千」をはじめとするローカルメディアや新聞は、 長年、 丹念に地域の情報を伝えてきました。 メディアの「アーカイブ性」を紹介します。 7 デザイン デザインに工夫を凝らした、 様々なローカルメディアを紹介します。 その他、 横浜ならではのローカルメディアも特設エリアで紹介します。
この企画展は、 普通の企画展とちょっと違います。 企画展の開催期間に合わせて、 公募で集められた参加者が3チームに分かれ、 横浜ならではのローカルメディアを構想するワークショップ「YOKOHAMA MEME byニュースパーク」を開催します。 ワークショップの進行に合わせて、 展示が少しずつ変わります。 あわせて、 参加者は期間中、 新聞博物館の常設展、 企画展を2回目以降、 何度でも無料で観覧することができます。 ローカルメディアの最前線を学び、 その背後にある新聞や印刷物の「編集」の醍醐味を味わって、 さらに自分たちで「つくってみる」。 「学ぶ」と「つくる」が一緒になった企画展、 それが「地域の編集」展です。 3つのテーマ 1. 盛り場の盛衰記 最近では若者にも人気の飲み屋街「野毛」。 横浜下町にスポットを当て、 街の歴史やお店の成り立ちから、 横浜の酒場文化を紹介する雑誌『はま太郎』の編集者をメンターに、 野毛に隠された魅力を探っていただきます。 メンター:はま太郎 2. 横浜の歴史的建築物 横浜の歴史的建築物の数々。 開港や関東大震災・戦争の影響など物語があり、 横浜を愛する人々が守り続ける歴史です。 エピソードや史実を丹念な取材で伝える神奈川新聞記者をメンターに、 まちの魅力を見つめ直します。 メンター:神奈川新聞 3. ユニバーサルツーリズム 開港以来、 多様な人たちが行き交ってきた横浜では、 国や人種の違いだけでなく、 高齢や障がい等の有無にかかわらず、 誰もが気兼ねなく参加できる観光を目指す取り組みも活発です。 NPOや当事者を取材し、 現状を知り、 課題解決策を探っていただきます。 メンター:ヨコハマ経済新聞 ワークショップ参加者募集! 10/25〆 「YOKOHAMA MEME by ニュースパーク」では、 企画展の期間中に合わせてローカルメディアづくりに挑戦する参加者を募集します。 ワークショップ参加者は期間中、 新聞博物館内の展示、 ワークショップルームを原則自由に観覧、 使うことが可能です。 ローカルメディアの実践者のレクチャーを受講しながら、 チームに分かれて活動を継続します。 募集人数 :30名程度(応募多数の場合書類選考あり) 活動期間 :2019年11月9日~12月22日 ※10月13日にキックオフ&説明会を、 最終日に公開プレゼンテーションを行います 参加費 :企画展の初回入場料 ※2回目以降は入館無料。 ワークショップ中の移動交通費は原則参加者負担になります。 お申し込み、 詳細は →https://chiiki-henshu/
●「全国各地に広がるローカルメディア」 日時│2019年 10月5日(土)14:00~16:00 会場│日本新聞博物館 2階イベントルーム 出演│影山裕樹(編集者/千十一編集室)、 幅允孝氏(BACH、 ブックディレクター)、 田中佑典氏(LIP/生活藝人)、 尾原史和氏(ブートレグ) 定員150人(先着順、 予約不要) 2.関連イベント ●全国まわしよみ新聞サミット@ニュースパーク 日時│11月2日(土)13:00~17:00 会場│日本新聞博物館 2階イベントルーム 出演│陸奥賢氏(まわしよみ新聞発案者)、 山口覚氏(津屋崎ブランチ代表) 定員70人(要予約) 3.クロージングイベント 日時│12月22日(日)14:00~18:00 会場│日本新聞博物館 2階イベントルーム 定員150人(先着順、 予約不要) ※イベントはいずれも参加無料(博物館入館料が必要。 会期中2回目以降のイベント来館は100円引き) ※詳細は後日、 下記の特設サイトか新聞博物館のサイトでお知らせします。 詳しくは→https://chiiki-henshu/
ニュースパーク(日本新聞博物館) 〒231-8311神奈川県横浜市中区日本大通11横浜情報文化センター TEL 045-661-2040 • みなとみらい線 「日本大通り駅」 3番情文センター口直結 • JR・横浜市営地下鉄 「関内駅」から 徒歩10分 • 横浜市営バス 「日本大通り駅県庁前」から徒歩1分 • 観光スポット周遊バス あかいくつ 「日本大通り」正面 • 首都高速 「横浜公園出口」から 約3分 ※横浜情報文化センター駐車場・日本大通り地下駐車場をご利用ください。
会期 2019年10月5日(土)~12月22日(日) 開館時間 10:00~17:00 開催場所 ニュースパーク(日本新聞博物館) 入館料 一般400円、 大学生300円、 高校生200円、 中学生以下無料 休館日 月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は次の平日) 主催 ニュースパーク(日本新聞博物館) 企画協力 影山裕樹(千十一編集室) アートディレクション 尾原史和(ブートレグ) | |
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