2023年2月14日
【町屋良平「坂下あたると、しじょうの宇宙」発売記念】芥川賞作家の言葉をつかって、機械が詩を作る! 集英社が「コンピューター詩人 坂下あたる」を公開 | |
株式会社集英社(本社・東京都千代田区)は、 2月6日(木)よりコンピューターによる現代詩制作システム「コンピューター詩人 坂下あたる」を公開しました。 | |
![]() 詳細ページ: http://renzaburo.jp/ataru/ 芥川賞作家・町屋良平氏の新作小説『坂下あたると、 しじょうの宇宙』の刊行を記念して制作されたシステムです。 町屋良平氏が書いたフレーズをつかって機械が自動で詩を生成する仕組みで、 まるで人間が作ったかのような「詩」ができるのが特長です。 ページを更新するたびに新しい詩が生成され、 最大で450億通りの詩ができあがります。 【町屋良平氏コメント】 「ここにあるのは詩のような言葉たちですが、 詩ではない。 そして素材として自分(町屋)の言葉がある以上、 純粋に『コンピューター』でもなければ、 『詩』でもないものです。 もしそこに『詩情』が読みとれるとしたら、 いったいなんなのか? ぜひ奇妙なる言葉の感覚を、 体験してみてください」 【『坂下あたると、 しじょうの宇宙』内容紹介】 高校生の毅(つよし)は詩を書いているが、 全くといっていいほど評価されていない。 一方、 親友のあたるには小説の才能があり、 新人賞の最終候補にも残っている。 ある日、 小説投稿サイトにあたるの偽アカウントが作られる。 ふたりで「犯人」を突き止めると、 それはなんとあたるの作風を模倣したAIだった。 あたるの分身のようなAIが書く小説は、 やがてオリジナルの作品を書くようになり――。 AIは人間の創作を超えられるのか、 オリジナルな文学とは何なのか。 芥川賞を受賞し、 純文学の世界で高く評価される著者が今日的テーマに挑んだ話題作!
![]() 発売日:2020年2月5日(水) 定価:本体1,600円+税 装幀:川谷康久 装画:456 頁数:240頁 ISBN:978-4-08-771693-1 詳細ページ: https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-771693-1 【著者紹介】 町屋良平(まちや・りょうへい) 1983年東京都生まれ。 2016年「青が破れる」で第53回文藝賞を受賞してデビュー。 2019年「1R1分34秒」で第160回芥川賞を受賞。 その他の著書に『しき』『ぼくはきっとやさしい』『愛が嫌い』などがある。 | |
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