2023年2月14日
コロナ禍に不安な今こそ読みたい、医療小説を大特集! 海堂尊の新連載から知念実希人や長岡弘樹の人気連載、本誌初登場の気鋭の著者まで大集結。ほか、柚月裕子インタビューも。「小説 野性時代」5月号発売! | |
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、 代表取締役社長:松原眞樹)は月刊文芸小説誌『小説 野性時代』2020年5月号(No.198)を2020年4月11日(土)より発売いたしました。
![]() 1. 【特集】今こそ医療小説を! 海堂尊の待望の新連載から本誌初登場作家の読切まで――コロナ禍が世界中を席巻し、 不安に苛まれる今まさに読みたい「医療」最前線の小説競作! 《新連載》 ○海堂 尊「医学のひよこ」 ベストセラー『医学のたまご』の半年後を舞台に物語が再始動――あの「中学生医学生」が帰ってきた! 中学3年生になったカオルと仲間たちは、 洞穴の中で見たこともない巨大な“たまご”を発見するが……。 新連載記念の著者インタビューや、 初公開の桜宮市MAPも必見! ※KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では本作の試し読みと著者インタビューも近日公開!(4/14~) 新連載試し読みはこちら: https://kadobun.jp/trial/yasei/ インタビューはこちら: https://kadobun.jp/feature/
![]() イラスト/深海 魚 ○小松亜由美「絶筆の桜」(読切) 医療系本格ミステリの新鋭、 本誌初登場! 古ぼけたアパートで死体が見つかった。 かつて日本画界に名を轟かせた画家が最後に描き上げた傑作とは……。 ○知念実希人「傷痕のメッセージ」(連載第5回) 解剖により発見された、 父の胃に刻まれたメッセージ。 謎を追う千早たちはとある神社に行きつく。 28年前の事件の遺骨を掘り返した人物を刑事は追うが……。 ○長尾和宏「デメンツ 昼夜逆転家族」(読切) お父さんがどんどん違う人になっていく……不安と葛藤に苛まれ、 壊れそうになりながら、 それでも最後に行きつく、 家族のカタチ。 ○長岡弘樹「死人の家」(連載第4回) 自分たちに因縁のある死刑囚のリハビリに付き合いながら、 彼女は何を考えているのか――。 敦也は、 常とは違う妹の様子が気になっていた。 ○中山祐次郎「ドクター・スチューデント」(読切) 医大生でバンドマンの七海貴也が、 実習で担当することになったのは、 脳腫瘍を患う五歳の少年だった――。 ○南 杏子「若木町クリニック」(読切) 古びた団地のそばのクリニックには、 今日もさまざまな認知症患者が訪れる。 ある男性は、 妻を認知症なのではと疑うが……。 2. 【インタビュー】柚月裕子 「孤狼の血」シリーズ三部作完結! 『暴虎の牙』(単行本)&『凶犬の眼』(文庫)刊行を記念して、 著者・柚月裕子氏がシリーズを振り返る。 北上次郎氏による『暴虎の牙』の書評も必読です! 3. 【発表】第11回 小説 野性時代 新人賞 新人賞は…… 蝉谷魚ト「化け者心中」に決定いたしました! ○選評:冲方 丁/辻村深月/森見登美彦 ◆おすすめ連載 ○伊東 潤「悪しき女 室町擾乱」(最終回) 我が子の義尚が死の床で富子に見せたかったもの。 それは、 篝に照らされた満開の桜であった……。 八代将軍・足利義政に嫁いだ女傑、 日野富子の一代記、 堂々の完結! ○梶 よう子「吾妻おもかげ」(最終回) 俺はどこで間違えたのか。 失意の吉兵衛が闇の中に見た姿は――。 自らの筆を信じ続け、 浮世絵の祖となった男・菱川師宣の生き様を描いた本作も遂に最終回。 ○中山七里「ラスプーチンの庭」(最終回) 衝撃のラストから目が離せない! 関係者の不審な死が相次ぐ死民間医療団体〈ナチュラリー〉を追う刑事の犬養と明日香。 彼らが辿り着いた真相とは――。 『小説 野性時代 第198号 2020年5月号』 定価: 880円(本体800円+税) 発売日:2020年04月11日 https://www.kadokawa.co.jp/product/322002000123/ | |
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