2023年2月14日
Space BD、東大発ベンチャーASTROFLASHの初号機 “視覚で楽しむ衛星”に関しISS「きぼう」からの超小型衛星打上げサービスを提供 | |
人工衛星技術で宇宙を身近にすることを目指す株式会社ASTROFLASHと、 宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社は、 ASTROFLASHが開発する超小型衛星初号機 “視覚で楽しむ衛星”に関し、 Space BDが国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出サービスを提供することで合意し、 この度打上げサービス契約を締結いたしました。 | |
![]() ASTROFLASH社衛星活用のイメージ ASTROFLASHは、 超小型衛星を用いた新たな宇宙利を開拓しています。 現在は、 地上から肉眼で視認でき、 誰もが衛星の色や明るさを自在にコントロールできる、 エンターテイメント分野での活用を目的とする衛星開発を進めています。 初号機は3Uサイズ(10x10x30cm;重さ4kg)で2021年度の打上げを予定しています。 この軌道上実証では、 衛星1基単体で「地上から明るく見える衛星」の技術の確立を目指します。 初号機は、 ISS「きぼう」から宇宙空間へ放出されたのち、 1年ほどに亘り地球を周回し、 世界中の都市へ明るさ最大-2等級以上の光を届けながら、 軌道上の衛星の色や明るさを自在にコントロールする体験を多くの人に提供します。 また、 本衛星は天体観測の妨げにならないよう、 都市部でのみで視認されるよう運用されます。 なお、 初号機の名称は現在未定であり、 今後ネーミングライツ協賛などにより募集していく予定です。 ASTROFLASHは今後、 多数基でのフォーメーションフライト(編隊飛行)技術を活用した、 より高度な衛星運用の実現を目指しており、 将来的には超多数基の衛星を活用することで、 都市部の夜空を美しく彩る『宇宙イルミネーション』といった、 幅広いエンターテイメント分野での宇宙の活用を推進していきます。 衛星の開発は東京大学大学院工学系研究科 中須賀・船瀬研究室や同科附属光量子科学研究センター吉岡研究室との共同開発を予定しており、 将来の宇宙利用のための高度な技術実証も検討しています。 Space BDは宇宙産業における事業開発のプロフェッショナルとして、 衛星打上げサービスに加え、 ASTROFLASHが手掛ける将来的なサービスへのニーズ開拓など、 事業化に向けた幅広い協業を進めて参ります。 本プロジェクトにおいては、 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)による安全審査プロセス等の打上げ準備、 技術要求等に関する適合性確認、 放出機構への搭載、 ISSへの衛星打上げ、 及びISS「きぼう」からの衛星放出までを一貫型で提供することで、 ミッションの実現に貢献していきます。 株式会社ASTROFLASH CEO勝山杜都のコメント
![]() Space BDローンチサービス事業本部マーケティング部マネージャー 大野和宏のコメント
![]() 「ASTROFLASH社の衛星開発に共に挑戦できることをパートナーとしてとても嬉しく思います。 当社は『宇宙に夢と商いを』というスローガンを掲げ、 宇宙の商業化を加速させるべく、 より多くの方へ宇宙でのビジネスを展開してもらいたいという想いがあります。 ASTROFLASH社のエンターテイメント分野での活用を目指す衛星には、 より多くの人に宇宙を身近に感じてもらいたいという共通の想いを感じています。 これから宇宙をより身近に感じてもらうための事業を発展させていきます。 」 株式会社ASTROFLASHについて 株式会社ASTROFLASHは人工衛星技術を使って宇宙をもっと身近にすることをミッションとして2019年11月に設立されました。 世界で初めてCubeSatを打ち上げた東京大学中須賀船瀬研究室をバックグラウンドとし、 超小型人工衛星技術を活用することでこれまでに無かった宇宙体験を提供していきます。 https://astroflash.co.jp/ Space BDについて 宇宙商社(R)であるSpace BDは、 2017年9月の設立以降、 「宇宙の産業化」を加速していくことをミッションに掲げ、 衛星打上げサービス、 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」を活用した宇宙空間での実験サービス、 宇宙関連機器調達販売サービス、 プロジェクト型事業開発サービス、 宇宙飛行士訓練方法を活用した教育事業等、 幅広い事業を国内外で展開しています。 https://space-bd.com/ | |
|