夏まつりで箱根の魅力を再発見! |
7月31日、芦ノ湖夏まつりウィークを皮切りに箱根の夏が始まります! |
日本の歴史を彩ってきた神社や祭事から定番の花火大会は期間中連日開催、 もちろん花火のあとは温泉も! 祭りの由来を知って体験することで、 特別な“夏の思い出”に! |
![]() 駒ケ岳山頂の「元宮」 源頼朝から徳川家康まで、 関東の歴史の陰には箱根神社あり! 現在でも「箱根を制するものは天下を制する」と称され、 運開きの神様として財界人や実業家にも愛されている箱根神社。 歴史に名を連ねる名将たちもそのご利益に預かってきました。 その一人が鎌倉幕府を開いた源頼朝。 石橋山の合戦で敗走した頼朝は、 箱根神社にかくまわれたのち、 船で安房国へと逃れて再起、 鎌倉幕府成立を成し遂げました。 その頼朝、 将軍となった後も新年恒例行事として箱根神社と伊豆山神社の「二所詣」に足を運んでいました。 箱根神社の禰宜(ねぎ)の柘植英満さんによると、 これが現在の「初詣」の起源の一つと言われています。 柘植さんにお話をうかがうと、 箱根神社はその後も北条家、 徳川家といった関東の武将たちに愛され 、 「関ヶ原の戦い」の際には、 家康の元に箱根神社のお神札が届けられました。 歴史の陰で、 箱根神社のご利益が一役買っていたのです。 ※禰宜は宮司の下位にあたる神職で、 宮司の補佐役。
![]() 箱根神社 夏まつりウィークの幕を開ける「湖水祭」 そのクライマックスは宮司しか知らない秘密 !? 1週間にわたる「芦ノ湖夏まつりウィーク」の初日、 箱根神社例大祭の前日に執り行われるのが「湖水祭」。 これは、 万巻上人が人々に危害を加えていた9つの頭を持つ毒龍を三日三晩の祈祷によって鎮め、 湖水の守り神、 九頭龍大神として手厚く祭った際に、 芦ノ湖の湖心に御供(三升三合三勺の赤飯)を献げたという逸話が起源となっています。 現在も、 自然への畏敬の念、 感謝の気持ちを込めて、 「湖水祭」当日には、 三升三合三勺の赤飯が用意され、 楽船、 御判船の2艘の見送りを受けた宮司一人の乗る御伴船によって湖心まで運ばれて、 湖の中へとお供えされます。 柘植さんによれば、 このお供えをする場所は代々、 宮司のみに伝えられたトップシークレットだとか。 また、 お供えを沈めたら振り返ることなく戻ってこないといけないと言われおり、 お供えした赤飯はこれまで一度も湖面に浮かんできたことはないのだそう。 遠い昔から受け継がれてきたお祭りに秘められたミステリアスな一面です。
![]() 湖水祭の様子 5年に一度の大御神輿を見逃すな!!
![]() 御神幸祭 鳥居焼に大文字焼き、 見どころたくさんの箱根の夏まつり
![]() 鳥居焼祭りの風景
![]() 強羅夏祭りの大文字焼き
![]() 湖水祭と花火大会 地元の人たちがこっそり教える、 花火大会おススメ鑑賞スポット
![]() 鳥居焼祭りと花火大会
![]()
![]()
![]() |