2021年1月11日
『源氏物語』古写本や古地図など、貴重書を展示「ひろがる源氏 つながる古地図」を開催【入場無料】 ~ヨコハマトリエンナーレ2017[ヨコハマプログラム] |
主催:鶴見大学、横浜美術館美術情報センター |
ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」が、 いよいよ8月4日(金)に開幕します。 ヨコハマトリエンナーレ2017では、 関連プログラムとして「ヨコハマプログラム」を実施し、 現代アートの展示だけではなく複眼的な観点から、 接続と孤立をテーマに世界のいまを考えます。 ヨコハマプログラムの1つとして「ひろがる源氏 つながる古地図」を開催することとなりましたので、 お知らせいたします。 |
![]() 8月4日(金)から9月13日(水)の前期には、 写本によって限られた立場の人々の間で読み継がれた『源氏物語』が、 版本というメディアを通じてさまざまな大衆文化に広がっていく様子を、 鎌倉時代以降の古典籍で紹介します。 9月15日(金)から11月5日(日)の後期には、 西洋と東洋および日本の世界観が変容してゆく在り様を、 16世紀以降の古地図で紹介します。 前期は、 伝冷泉為相筆『源氏物語』「須磨」巻(古写本、 鎌倉時代後期)、 後期は、 イエズス会士の地図製作者ティセラによる「日本図」などを展示する予定です。 展示点数計約35点。
![]() また、 横浜美術館美術情報センターは、 横浜美術館の中にある美術専門の図書室として、 〈モノ〉としての資料の価値に着目し、 図書室機能の充実を目指してきました。 会場は横浜美術館美術情報センター、 入場は無料です。 会期は8月4日(金)から11月5日(日)まで(前期・後期、 休館日あり)。 ※詳しくはこちら http://yokohamatriennale.jp/2017/event/2017/07/event14.html.html 図版解説 ■『源氏物語』 「明石」巻 (奈良絵本) 奈良絵本(ならえほん)とは、 15,6世紀~17,8世紀(室町時代後・末期~江戸時代前・中期)に作られた、 彩色絵入り写本のこと。 本品は『源氏物語』「明石」巻の奈良絵本。 17世紀頃の制作。 上質の和紙に、 流麗な筆致で本文を写し、 多色濃彩の美麗な挿絵を添えた豪華本。 ■テイセラ「日本図」(銅版・オルテリウス『地球の舞台』掲載) ポルトガルのイエズス会士でスペイン王室の地図製作者、 ルイス・テイセラ(Luis Teixeria・1564-1604)による日本図。 現ベルギー、 アントワープの地図製作者アブラハム・オルテリウス(Abraham Ortelius・1527-1598)のもとに送られ、 『地球の舞台(THEATRVM ORBIS TERRARVM)』1595年版に掲載される。 形の整った日本図としては西洋ではじめてのもの。 日本の位置は経度で4度程の誤差しかなく、 東西の幅もほぼ正しく表されている。 farima(播磨)、 Vigo(備後)等の国名の他、 都市名も記されるが、 そのほとんどが布教活動の中心となった九州に見られる。 なお、 『地球の舞台』は天正遣欧使節が日本に持ち帰ったという。 [開催概要] ヨコハマトリエンナーレ2017「ヨコハマプログラム」 鶴見大学×横浜美術館美術情報センター 「ひろがる源氏 つながる古地図」 ◆会期:前期「ひろがる源氏」8月4日(金)-9月13日(水) 後期「つながる古地図」9月15日(金)-11月5日(日) ◆会場:横浜美術館美術情報センター ◆休館日:第2・第4木曜日(ヨコハマトリエンナーレ2017休場日と同じ) ◆開場時間:10:00~18:00(最終入場17:30) *ヨコトリ開場時間に準ずる ◆入場料:無料 *ヨコハマトリエンナーレ2017のチケットがなくても入場できます。 ◆主催:鶴見大学、 横浜美術館美術情報センター ※詳しくはこちら http://yokohamatriennale.jp/2017/event/2017/07/event14.html.html ———————————————————————– [ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」開催概要] ディレクターズ:逢坂恵理子、 三木あき子、 柏木智雄 会 期:2017年8月4日(金)から11月5日(日)まで ※第2・4木曜日休場 会 場:横浜美術館、 横浜赤レンガ倉庫1号館、 横浜市開港記念会館 地下 主 催:横浜市、 (公財)横浜市芸術文化振興財団、 NHK、 朝日新聞社、 横浜トリエンナーレ組織委員会 お問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600 (8:00-22:00)
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