運動会で親の撮影禁止に!?子や孫の写真すら自由に撮れなくなる時代に「アサヒカメラ」が警鐘 |
卒業アルバムに全員写真はもう載らないことも…肖像権問題より深刻な「顔写真=個人情報」という危うい話 |
スナップ撮影愛好家にとって今や肖像権問題は喫緊の課題。 とりわけ問題を面倒にしているのは肖像権に対する無知と誤解であることは、 アサヒカメラでもこれまで何度も取り上げてきました。 そして今、 さらに事態をややこしくさせているのが、 今年5月に全面施行された個人情報保護法の改正です。 今後個人情報を盾にした「過度な萎縮ムード」が高まることはもはや避けられないでしょう。 そこでアサヒカメラ2017年9 月号では、 「個人情報と写真」を考える特集を掲載します。 |
●「写真好きのための法律&マナー」第6回 子や孫の元気な姿はもう撮れなくなる? 肖像権問題より深刻な「顔写真=個人情報」という危うい話 吉川明子
![]() 今年5月に全面施行された個人情報保護法の改正で「個人情報を扱うすべての事業者」が法規制の対象になりました。 さらにウェブサイト、 SNSなどによる個人情報の拡散リスクもあり、 いま学校教育やPTAの現場では対応に追われているところもあるようです。 これが撮影のハードルになるのか?実は個人情報保護法では「顔写真=個人情報」と明記されています。 このため、 顔が写った写真が何かに掲載されることで、 写された人やその関係者から思わぬ抗議を受ける可能性も出てきたのです。 アサヒカメラ9月号では「肖像権問題より深刻な 顔写真=個人情報という危うい話」を掲載。 弁護士の法律解説や、 部活動などの「撮影サービス」の現場からの報告、 移転問題に揺れる築地市場を撮影する写真家の証言などから、 個人情報と写真についてじっくり考えてみたいと思います。 ●「歴史を撮る その弐」 その他、 巻頭特集は総力76ページの大特集「歴史を撮る」。 戦国時代の面影とロマンに彩られた「現存天守12城を撮る」、 幕末京都「新選組の軌跡を撮る」、 平安鎌倉の歌人・西行の風景や、 旧東海道と旧中山道の宿場町を撮る企画など、 歴史好きにはたまらない撮影ノウハウ&撮影スポット情報が満載です。
![]() 【グラビア】
また、 写真家・篠紀信が40年以上にわたって撮り続けた歌舞伎のグラビアも必見。 坂東玉三郎、 市川海老蔵、 中村勘三郎、 中村勘九郎、 片岡仁左衛門の艶やかな写真が躍動します。
![]() アサヒカメラ 2017年9月号 主な特集ラインナップ
![]() 定価:900円(税込) 発売日:2017年8月19日 |