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角田光代訳『源氏物語』、ついに誕生。生き生きとした会話が魅力の読みやすく美しい現代語訳!

角田光代訳『源氏物語』、ついに誕生。生き生きとした会話が魅力の読みやすく美しい現代語訳!
かつて現代語訳を手がけた瀬戸内寂聴と、『あさきゆめみし』の大和和紀が月報を担当、帯写真は荒木経惟。9/19東京、10/6大阪にて刊行記念トークイベントも開催。

累計45万部突破!好評の「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の待望の角田光代による完全新訳『源氏物語 上』が、 9月11日に発売となる。

角田光代訳の特徴は、 何より小説としての面白さが堪能できる点。

『源氏物語 上』には、 一帖「桐壺」から二十一帖「少女(おとめ)」までを収録。 類い稀なる美しさと才を兼ね備えた光源氏の誕生から、 女君たちとの恋の遍歴、 藤壺への思慕など、 若き光君を描いた巻。

『源氏物語』のなかでももっとも知られる名場面の連続で、 夕顔の怪死、 葵の上と六条御息所との車上対決、 不義の子の誕生など読みどころが満載。

これまでの現代語訳で挫折した人でも必ず最後まで読み通すことができる訳になっている。

書籍に挟み込みの月報はかつて現代語訳を手がけた瀬戸内寂聴と、 『あさきゆめみし』の大和和紀が担当、 帯写真は荒木経惟。 初回購入特典に、 香老舗「松榮堂」とコラボした「源氏かおり袋付き特製しおり」が付いてくる。

9月19日には東京(新宿・紀伊國屋ホール)、 10月6日は大阪(中之島会館)にて刊行を記念した本全集編者・池澤夏樹と訳者・角田光代によるトークイベントを開催する。

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とりかかる前は、 この壮大な物語に、 私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。 実際にとりくみはじめて、 私ごときが何をしても まるで動じないだろう強靭な物語 だと知った。

────角田光代

世に優れて魅力ある男の物語が、 たくさんの登場人物を連ねて際限なく広がる。 その一方で人の心の奥へも深く沈んでゆく。 いうまでもなく日本文学最大の傑作

────池澤夏樹

今、 当代一の小説作りの名手の角田光代さんが、 新しく源氏物語の訳業をなしとげられた。 現代の若い人たちが、 こぞって最も新しく自分の話し言葉に近い源氏物語を堪能することだろう。 時代はそうして変化し進んでゆく。 変らないのは、 紫式部の書き残した源氏物語の愛の本質だけであろう。

────瀬戸内寂聴(月報より抜粋)

実は『あさきゆめみし』を描き終えて、 私は燃え尽きました。 一年くらい。 ちょっと冷まさないとだめだと思いました。 それくらいのめりこんで描けたし、 苦しいけど楽しかったです。 だから角田さんにも気をつけて、 と言いたいですね。

────大和和紀(月報より抜粋)

 

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【刊行記念イベント詳細】

@東京

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 『源氏物語』(角田光代 訳)刊行記念
千年読み継がれる「源氏物語」とは何か?
出演:角田光代、 池澤夏樹

 

●日時:9月19日(火)
開演 19:00 開場 18:30

●会場:紀伊国屋ホール(紀伊國屋書店 新宿本店4階)

●料金:1,500円(全席指定/税込)

 

●問合せ:紀伊國屋ホール(10:00~18:30) TEL.03-3354-0141

●チケット前売所
キノチケットカウンター(新宿本店5階/受付時間10:00~18:30)
キノチケオンライン(24時間受付)

共催:河出書房新社・紀伊國屋書店

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@大阪  (※満員御礼)
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 『源氏物語』(角田光代 訳)刊行記念
「源氏物語」を訳すということ

出演:角田光代、 池澤夏樹


●日時:10月6日(金)
開演 19:00 開場 18:30

●会場:中之島会館(大阪市北区中之島3-2-4
中之島フェスティバルタワー・ウエスト4階)

●参加費:無料 

●問合せ:朝日新聞社メディアビジネス局「作家ライブ10月」係
(平日11:00~18:00) TEL. 03-5540-7749

共催:河出書房新社・朝日新聞社

※ご好評につき定員に達しましたので、 受付を終了させていただきました。


【書籍情報】 
池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 04
『源氏物語 上』 
角田光代 訳
2017/9/11発売●ISBN: 978-4-309-72874-2●本体価格:3500円(税別)●46寸伸判/692頁

解説:池澤夏樹
解題:藤原克己(東京大学教授)
月報:瀬戸内寂聴 ・大和和紀
帯写真:荒木経惟

*初回封入特典:源氏かおり袋付き特製しおり*
特設ページ: http://www.kawade.co.jp/genji/
★立ち読み、 角田光代による「新訳について」、 編集部からの解説などを掲載

【著者略歴】
角田光代(かくた・みつよ) 1967年、 神奈川県生まれ。 著書に『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、 『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、 『対岸の彼女』(直木賞)、 「ロック母」(川端文学賞)、 『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、 『紙の月』(柴田錬三郎賞)など多数。

(C)KIKUKO USUYAMA
(C)KIKUKO USUYAMA

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