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彦根市滞在型学生アートプログラム「HIKONE STUDENT ART AWRD」グランプリは筑波大学・安田やすひろさんの「究極の一石を投じる 」に決定!

彦根市滞在型学生アートプログラム「HIKONE STUDENT ART AWRD」グランプリは筑波大学・安田やすひろさんの「究極の一石を投じる 」に決定!
『HIKONE ART CASTLE』2017年9月23日(土)~12月10日(日)まで国宝・彦根城で開催
国宝・彦根城築城410年祭推進委員会(会長:小出英樹)が、 国宝・彦根城を舞台にしたアートフェスティバル「HIKONE ART CASTLE(通称:HAC)」の一環として開催された彦根市滞在型学生アートプログラム「HIKONE STUDENT ART AWARD 2017」の最終審査会が行われ、 グランプリの学生が決定いたしました。

この「HIKONE STUDENT ART AWARD 2017」は、 全国の大学や専門学校の学生を対象にした公募型彦根市滞在アートプログラムで、 書類選考を通過した20名の学生がファイナリストとして8月21~27日の7日間彦根市に滞在。 滞在期間中は、 滋賀大学で各分野において活躍するトップクリエイターによるスクールを受講しながら作品計画を練り、 HACの展示企画として9月23日(土)から10月1日まで作品を展示。 そして、 展示最終日の10月1日(日)、 審査委員長であるHACクリエイティブ・ディレクター 井口皓太(世界株式会社)をはじめとした審査員が最終審査会を実施いたしました。

グランプリに輝いたのは筑波大学4年生の安田やすひろさんの作品「究極の一石を投じる」。 準グランプリは植村 宏木さんの「にはたつみ」と石毛健太さんの「最も遠い南国、 動かない石」の2作品。 審査員特別賞は吾郷佳奈さんの「View(horizon)」。 グランプリに輝いた安田やすひろさんは「現地の職人さんや一般の方々を巻き込んだワークショップ的な作品だったので、 リサーチ段階から彦根の伝統工芸、 産業、 人について考えるきっかけになりました。 初めての挑戦ばかりで大変でしたが、 このグランプリですべてが報われました」と喜びの気持ちをコメントしました。

▽ 「HIKONE ART CASTLE」公式サイト URL▽ https://hikone-art-castle.jp/

 

■「HIKONE STUDENT ART AWARD」受賞作品

グランプリ 「究極の一石を投じる」

 筑波大学芸術専門学群  安田やすひろ(やすだやすひろ)

 

 

 

 

 

 

 

 

・安田 やすひろ

筑波大学 芸術専門学群 ビジュアルデザイン領域4年生。
2015年より一年間スウェーデン王立美術大学に留学。  

 

 

 

<作品について>
非消費(永遠性)の代表である仏壇と、 消費の代表である水切りを組み合わせた遊びの中で、 彦根の誇る伝統産業と消費について考えるワークショップ形式の作品。 すぐに投げ捨ててしまう水切りの石を、 敢えて大事に育てること。 それは当人に愛着を沸かせ、 石を投げ捨てる際に葛藤を生む。 石を見つけ、 水切りを試みるところまでを記録に残し、 アーカイブとして展示する。 誇るべき伝統技術が廃れてしまう前に、 私は一石を投じたい。  

  

 

■「HIKONE STUDENT ART AWARD」受賞作品

準グランプリ 「にはたつみ」
 名古屋芸術大学大学院美術研究科 植村宏木(うえむらひろき)

<作品について>
作品を通して、 移り変わる景色のなかに潜む気配を表したいと考えている。 湖に満ち、 大地や木々や空気のなかに存在する水は、 確かな気配をもっていつの時にも景色のなかに潜んでいるように思う。 芳醇な水をたくわえる琵琶湖の湖岸でヒトが生活をはじめた頃の景色は、 場所のもつ特質の大きさが故に現代でも変わることなく、 景色のなかにひとすじの光景として浮かび上がるように感じる。 湖岸に迫るほどに鬱蒼と生い茂る木々のもとで、 気を削り、 船をつくり満ちわたるうみへと漕ぎ出した頃から、 土を拓き、 多くの交易を通して見通しのよい街並みへと歩みを進めるまで、 水の気配は変わらずにヒトの近くにあるのだろう。

 

準グランプリ 「最も遠い南国、 動かない石」
 東京藝術大学大学院美術研究科  石毛健太(いしげけんた)

<作品について>
浄土宗の二河白道における水河は欲に溺れる、 欲に流される水の河である。 この庭はアルゼンチンの石、 アズールシュロを使用し水河を表現している。 日本から見て地球の真裏(対蹠地)に存在しているのはアルゼンチン(の沖)である(またはそのように見える) 。 これは地球上で最も遠い南国と動かないはずの石と宗教建築を結びつける運動についてのプロットである。

 

審査員特別賞「View(horizon)」
 京都市立芸術大学大学院美術研究科 吾郷佳奈(あごうかな)

<作品について>
私は、 今回の滞在で彦根ひいては滋賀県の「中心を持たない構造」に関心を持ちました。 彦根における彦根城、 滋賀県における琵琶湖、 シンボルとして中心になるものを持ちながらも、 どこかでドーナツのような、 空洞の中であるような構造。 その空洞を満たすものとして水がありました。 そしてそのまわりにコラージュのように色々な背景を持ったものたちが寄り集まって形をなしている。 今回滞在した私たちや、 展示する宗安寺もきっと同じで。 私は、 そんな彦根でのバラバラな記憶たちをコラージュして、 そこから拾い上げた「輪郭線」の集積を鏡にしました。 そうすることで、 琵琶湖やお堀を満たしている水がそれらを覗き込む人々を映してきたように、 私が彦根で見聞きしたものごとの集積によって、 宗安寺で日常的に使われている水平な天板の上に、 その場にある時間を映し出したいと考えました。  

 

<参考情報>

■「HIKONE ART CASTLE」とは

「HIKONE ART CASTLE(通称:HAC)」とは、 「国宝・彦根城築城410年祭」の一環として、 2017年9月23日(土)から12月10日(日)まで、 国宝・彦根城及び城下町を舞台に開催するアートイベントです。
1952年に国宝に指定された彦根城天守は、 関ケ原合戦の前哨戦で耐え抜いた大津城から移築されたといわれ、 1607年頃に完成しました。 政治的象徴としての外観の美しさだけではなく、 城本来の機能である軍事面でも優れています。 「HAC」は、 現代的アートセンスで、 姫路城・松本城・犬山城・松江城と並んで日本に5つしかない国宝の城である彦根城をハックし、 現代の彫刻家やイラストレーターなどの著名アーティストによる「城・戦国江戸期の不易流行表現」をテーマとしたアートの数々を展示。 現代に活きる最先端の文化発信拠点として国宝・彦根城の新たな魅力を創出し、 新しい世代への継承と発展へと繋げていくことを目的としています。

 

<HIKONE ART CASTLE 2017 天秤櫓特別展>
国宝・彦根城築城410年祭のプロモーションムービーなどの制作に関わった
4組のアーティストによる「城・戦国江戸期の不易流行表現」をテーマとしたアート展を開催。
開催期間:2017年9月23日(土)~12月10日(日)
開催場所:彦根城天秤櫓(彦根城の入場料が必要となります)
参加アーティスト(50音順):淺野健一(彫刻家)、 CEKAI(クリエイティブアソシエーション)、 前田鎌利(書家)、 MAHARO(イラストレーター)

 

<HIKONE STUDENT ART EXHIBITION 2017>
全国の美術系の大学や専門学校を中心に学生を対象にした、 公募型彦根市滞在アートプログラムのファイナリストが、 最終審査の舞台となる城下町にて作品展示を行います。
開催期間:2017年9月23日(土)~10月1日(日)
開催場所:宗安寺(拝観料が必要となります)・スミス記念堂・寺子屋力石

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