2022年7月23日
11月20日は「世界子どもの日」: 子ども1億8000万人の未来の展望【プレスリリース】 |
貧困、教育、暴力に関する分析結果発表 ※11月20日、国連本部など世界各地でイベント開催 |
![]() 子どもにやさしい空間で遊ぶ子どもたち。 (チャド)2016年8月撮影(C) UNICEF_UN028799_Tremeau 世界は進歩を遂げているにも関わらず、 今日の世界の12人に1人の子どもの未来の展望は、 親の世代が持っていたものより暗いものだとする分析を、 ユニセフ(国連児童基金)は11月20日の世界子どもの日に合わせて発表しました。 ユニセフの分析によると、 37カ国に暮らす1億8,000万人の子どもたちは、 20年前の子どもたちと比べて、 極度の貧困状態に暮らしたり、 学校に通えなかったり、 あるいは暴力により殺害されたりする可能性が高いことが示されました。 「世界中のすべての両親は、 子どもたちが自分たちよりも良い機会に恵まれることを望んでいます。 『世界子どもの日』の今日、 私たちは、 機会に恵まれず、 困難な状況にいる子どもたちがどれだけいるのかを明らかにする必要があります」とユニセフ統計・調査・政策局長ローレンス・シャンディ(Laurence Chandy)は述べました。 対象の37カ国における「極度の貧困状態」「基礎教育」「暴力による死」について、 ユニセフが予測・分析した結果の一部は以下の通りです。
シャンディは、 「技術の急速な進歩により、 生活水準が格段に向上している時代に、 置き去りにされた何億人もの子どもたちの生活水準は事実上低下し、 子どもたちの間での不公平感や、 養育者の間での落伍の感情を生み出しています。 子どもたちが、 自分たちの声が届いていない、 未来が不安だと感じていることも、 当然のことです」とも述べています。 ※分析対象の37か国: ベナン、 ボリビア、 カメルーン、 中央アフリカ、 コモロ、 コートジボワール、 ジブチ、 赤道ギニア、 エリトリア、 グアテマラ、 ガイアナ、 ギニアビサウ、 ヨルダン、 イラク、 キリバス、 レバノン、 リベリア、 リビア、 マダガスカル、 マリ、 マーシャル諸島、 ミクロネシア、 パラオ、 パラグアイ、 モルドバ、 ルーマニア、 セントクリストファー・ネーヴィス、 ソロモン諸島、 南スーダン、 シリア、 トンガ、 タンザニア、 ウクライナ、 バヌアツ、 イエメン、 ザンビア、 ジンバブエ * * *
![]() 文民保護区で開かれたイベントで、 前に立って話す男の子。 (ベンティウ・南スーダン)2017年4月撮影(C) UNICEF_UN069047_Hatcher-Moore ■世界中で行われる世界子どもの日イベント 11月18日(土)
11月20日(月)
日本では、
* * * ■ユニセフについて ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、 すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。 現在190の国と地域※で、 多くのパートナーと協力し、 その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。 特に、 最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、 世界中のあらゆる場所で、 すべての子どもたちのために活動しています。 ( www.unicef.org ) ※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます ※ユニセフの活動資金は、 すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています ■日本ユニセフ協会について 公益財団法人 日本ユニセフ協会は、 先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、 日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、 ユニセフ活動の広報、 募金活動、 政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp) |